ゼミの内容
ゼミは主に、
「教材の範囲に担当者が割り振られ、その範囲の分をまとめて発表する」輪読
「先生が最近のニュースを指定し、担当者が調べて発表する」ニュース発表
から成ります。
また、海外の金融機関訪問や実務家との議論する機会もあります。
実際の学習内容について以下にまとめたので参考にしてください。
2014年度の学習内容
サブゼミ
昨年度以前の学習内容はこちら(別ページへリンク)
2014年度の学習内容
夏学期
翁邦雄『金融政策のフロンティア』
夏学期は翁邦雄先生の『金融政策のフロンティア』を教科書に用いました。
非伝統的政策に代表される金融政策の新たな枠組みが理論的に整理されています!
日本銀行政策委員会審議委員としてゼロ金利政策の導入にもかかわってこられた
植田先生からの「鋭い突っ込み」もあり、中央銀行の施策について理解を深めることができました。
ここでの学習が、9月のニューヨーク金融機関訪問での実務家との議論でも役立ちました!
また、このような教科書を用いた学習に加えて、その時々の経済ニュースやホットな経済トピックについての勉強も行いました!
冬学期
デビッド・ローマー『上級マクロ経済学』
冬学期は、まず「上級マクロ経済学」という教科書を用いて経済理論をがっつり学びました。
この教科書は経済成長理論など中級のマクロ経済が一通りおさえてある標準的な教科書です。
また、民間の金融機関のレポートを通して、円安が日本経済に与える影響など、
日本経済新聞やロイターで毎週のように記事に取り上げられている内容の背景を深く学びました。
さらに、アメリカの投資コンテストで優勝したというロジャー・ウィリアムズ大学の学生が来日し、
先方の運用方針に対してゼミ生から質問を浴びせる日もありました。
サブゼミ
毎週火曜日のゼミとは別に、有志で行う勉強会、それがサブゼミです。
3年生が中心となってやるので、やるかやらないか、どんな教材をやるのかは自由になります。
「3年生だけ?」と不安になる方もいらっしゃるかと思いますが、
先輩に聞けば(たぶん聞かなくても喋る)教科書や内容については分かる限り教えるので心配しないでください。
先輩は皆教えられるはずなので大丈夫です……多分
特に本ゼミでは計量経済や金融工学などはカバーしきれないので、
意欲のある方は積極的にやってみるといいと思います。
集団で勉強したり教えたりする経験は中々得がたいですし、
実際に理解も深まりますよ♪
一緒に勉強することを通してゼミ生同士の仲も良くなるので、
時間に余裕があるのならば是非やってみてください!
たとえば過去にはこんなことをやりました♪
山本拓「計量経済学」
卒論で必要不可欠な計量経済学についての入門書です。
難解な数式ばかりというイメージの先行する計量経済学ですが、本教科書は行列を使わずに
取り組めるという、文系の初学者にもとっつきやすい内容だったように思います。